空気が乾燥する冬場にかゆくなるのがドライスキン

■2015/12/02 空気が乾燥する冬場にかゆくなるのがドライスキン
空気が乾燥する冬場に皮膚がかゆくなるのが、ドライスキン(皮脂欠乏症)です。

かゆみのために眠れず、肌をかきむしり湿疹になることもあります。

かいてしまった所が出血し、その傷口から細菌が入って激しい炎症を起こすこともあるので注意がひつようです。

皮膚の表面のかさかさやヒビ割れなども起こりますが、予防には風呂上がりに保湿剤を塗って『乾燥させない』ことが重要です。

皮膚には潤いを保つ機能があり、皮脂表面を覆う皮脂膜の下にある角質細胞間脂質が水分の蒸発を防ぎ、水分をつかまえて離さない性質を持つ天然保湿因子が、皮膚に潤いと柔軟性を与えているのです。

ドライスキンは加齢や環境などが原因で、これらの働きが低下するために起こります。

特に秋から冬に表れやすいのは、夏に比べて空気が乾燥し、汗をかきにくいことから皮膚表面の水分が保たれにくくなるからです。

エアコンによる室内の乾燥や入浴回数の増加、せっけんの多用や湯船に漬かっている時間が夏場より長いことなど、生活習慣も原因の一つと考えられます。

皮膚の表面がかさかさする、ヒビ割れる、角質がはがれ落ち白い粉を噴いたようになるなどの症状が表れます。

かゆみを伴うため、かくと赤いぷつぷつとした湿疹になり、出血することもあります。

ポイントは、皮膚を乾燥させないことです。

風呂上がりの30分、できれば10分以内にワセリンなどの保湿剤で皮膚の水分を閉じ込めることが大切になります。

また、入浴回数や湯船に漬かっている時間を減らすほか、ナイロン製のたわしやタオルなどで皮膚を強くこすらないことも肝心です。

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